公務員の育児休業手当金はいつまで?2年に延長するためには!?

公務員の育児休業手当金の延長

こんにちは、現役公務員のミドニーです!

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

今回のテーマは、公務員の育児休業手当金はいつまで?2年に延長するためには!?です。

公務員の育児休業給付金は原則いつまで支給されるのか?

育児休業手当金の延長はどんな時に可能なのか?

現役公務員ママが、育休手当金の延長について、詳しくお伝えします!

育児休業給付金はいつまで支給?

公務員の場合、最長で子供の3歳の誕生日前日まで育児休業を取得することができます。

しかし育児休業期間中、ずっと育児休業給付金をもらえるのかというと、そうではありません。

育児休業給付金をもらえる期間には限度があります。

育児休業給付金がもらえるのは、原則として子供の1歳の誕生日の前日まで。

それ以降の期間については、共済組合からの手当金の支給はありません。

完全なる無給状態です。

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ミドニー

だから育児休業手当金がもらえなくなる1歳の誕生日頃を目安に、育児休業から復帰する人が多いんです!

1歳頃に育児休業から復帰する人が多いのには他にも理由があるのですが、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。

公務員の育児休暇事情!育児休業期間はみんなどれくらいとるの!?

育児休業手当金の延長

育休手当金は、原則、1歳までの給付になりますが、例外的に1歳以降も育児休業手当金の受給を延長することができるケースもあります。

具体的には以下の通りです。

育休手当金延長の条件
  1. 保育園に入れずに育児休業を延長した場合
  2. その他特別な事情により育児休業を延長した場合
  3. 夫婦それぞれに育児休業を取得した場合

1・2番については最長2歳まで育児休業給付金の延長が可能です。

また、3番については最長1歳2ヶ月までの育休手当金の延長となります。

それぞれ順番に説明していきます。

保育園に入れずに育休延長

保育園入園を希望したにも関わらず、待機児童となってしまったため、やむを得ず育休を延長したというようなケースです。

このような場合、育児休業給付手当金を通常より長くもらうことができます。

ただし、このルールが適用されるためにはいくつかの条件があります。

育休手当金延長の条件
  1. 1歳の誕生日の前日までに保育園に申し込みしている
  2. 保育園の入園希望日が1歳の誕生日以前である
  3. 1歳の誕生日以後の期間について保育所へ入所できない

これらの条件にすべて当てはまる場合に2歳まで給付金の支給が延長になるのです。

ちなみに、最初から1歳の誕生日以降に保育園入園を希望していた場合は、例え待機児童になったとしても手当金延長の対象外となります。

また、自己都合による育休延長など、正式に待機児童となったわけでない場合も対象外です。

あくまでも、1歳前に保育園に入園させて育休復帰予定だったのに、結果として待機児童になってしまい育休を延長した人のための制度ですので、入園不承認の証明書などの提出も必要となります。

公務員は保育園に入りやすいから有利?入れない時はどうする?

特別な事情による育休延長

特別な事情とは以下のとおりです。

育休延長の特別な事情

養育予定だった配偶者が以下の事情に該当した場合等

  • 死亡
  • 負傷
  • 病気
  • 離婚等による別居
  • 産休(別の子供を妊娠し産休期間に入った)

具体的に例をあげて説明します。

例えば男性公務員が育児休業を取得していて自分が育休から復帰した後は妻が子供を養育する予定となっていた場合。

妻が死亡・怪我・病気・別居・産休などの事情により子供を養育できなくなったために育児休業延長するような時は、手当金の受給期間も2歳まで延長されます。

共働き夫婦で育児休業を取得

「育休パパ・ママプラス」という言葉を聞いたこともあると思いますが、その制度がこれ。

共働きの夫婦二人がそれぞれに育児休業を取得する場合、育児休業手当金の支給対象期間が2か月延長され、1歳2ヶ月まで受給できます。

これはパパの育児参加促進を目的とした制度です。

制度利用の条件は以下の4点。

夫婦で育休取得の場合の育休手当金の延長条件
  • 夫婦両方が育児休業を取得すること
  • 配偶者が、子供の1歳の誕生日より前に育休を取得していること
  • 自分の育休開始日が子供の1歳の誕生日より前であること
  • 自分の育休開始日が配偶者の育休開始日より遅いこと

ただし、育休手当金は最長一年しか支給されないため、子供が1歳2か月に達するまでの間に、既に1年以上育児休業を取得した場合は、対象外になります。

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ミドニー

ややこしいので一般的な例をあげて説明します!

【具体例】

妻が産休からそのまま育休に入り、子の1歳の誕生日前日まで育休手当金を受給するケースで考えます。(一般的な産休→育休パターン)

このケースにおいて、夫も育休を取得した時、夫は育休開始から最長一年間、1歳2か月までの期間内で育休手当金をもらえます。

つまりパパのみが育休プラスの恩恵を受けられます。

しかし、妻と同時に育休を開始すると、子が1歳になったときには育休手当金の上限一年間に達してしまうため、妻より遅く育休を開始しないとパパママプラスには該当しません。

まとめると、妻より遅れて育休をスタートさせた夫にメリットがある制度ということになります。

あまり無いとは思いますが、夫と妻の立場は逆でもOKです。

本当に共働きにメリットが大きい世の中になってきたと感じます。

公務員同士の結婚最強説 公務員同士の結婚は最強!?共働き公務員がデメリットも語ります!

まとめ

育児休業手当金は子供が1歳になったら終了というのが基本ですが、延長も可能です。

特に今は、待機児童が大きな問題になっていますので、育児休業手当金延長の条件に該当している人も、地域によっては沢山いると思います。

待機児童になるほどの保育園激戦区でなくても、育児休業手当金の延長ができる裏ワザもある!?という裏ネタについては、以下の記事を参考にどうぞ。

育児休業給付金の支給延長 公務員の育児休業給付金の裏技!育休手当金延長で100万円増!?

それでは、今回も貴重なお時間のなか『現役公務員ママの本音とリアル』をご覧いただきまして、ありがとうございました!