産休・育休中は夫の扶養に入れる?知らなきゃ損するお金ネタ!

こんにちは、現役公務員のミドニーです!

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

今回のテーマは、産休・育休中は夫の扶養に入れる? 知らなきゃ損するお金ネタ!です。

妻が産休・育休を取得した時、夫の扶養に入ることはできるのか?

扶養にも3種類あるって知ってた?

知らないと損する産休・育休中のお金ネタについて、現役公務員ママがお伝えします!

育休中でも夫の扶養に入れる

共働きをしていると夫と妻それぞれに稼ぎがあるので、配偶者の扶養に入るという感覚はないかもしれません。

しかし実は、妻が(夫もですが)育休に入っている間は、配偶者の扶養に入れるケースがあるのです。

これはいたって合法的なルールなのですが、この事実を知らずに損をしてる人はたくさんいます。

そもそも誰から教わる機会が無いので、やむを得ないのですけどね。

職場の担当者ですらよく把握しておらず、教えてもらえることは少ないです。

ちなみに「扶養」と言っても、扶養の制度は種類が色々あります。

産休・育休中に対象になるのはどの扶養制度?

扶養の認定というのは主に3種類あります。

  1. 扶養手当の扶養 (手当がもらえる)
  2. 保険証の扶養 (保険証がもらえる)
  3. 税金の扶養 (税金が安くなる)

それぞれに異なる基準で認定されます。

また、認定審査を担当するのも異なる組織になりますので、それぞれ個別に考える必要があります。

ある扶養制度には認定されても、他の扶養制度では認定対象外ということが普通にあります。

では3種類のうちで産休・育休中に扶養対象になるのはどの制度なのでしょうか?

産休・育休中に扶養の対象になる制度

最も対象になる可能性が高いのが税金の扶養です。

育休を1年以上とる人であれば対象になる可能性が高いです

対象になるかどうかは以下の記事で詳しく解説していますので確認してみてください。

産育休中は配偶者控除の対象?税の扶養申告を忘れたらどうする!?

また 扶養手当の扶養についても、育休を長期間取得する場合は対象になる可能性が高いです。

税金の扶養よりはハードルが上がりますが、育休を1年以上を取る人であれば確認してみる価値があります。

対象になるかどうかは、以下の記事で詳しく解説していますので確認してみてください。

産休・育休中の妻の扶養手当はもらえるの?お金の豆知識!

産休・育休中でも扶養の対象にならない制度

一方で、保険証の扶養に関しては産休育休中は対象になりません。

(公務員の場合、保険証の正式名称は共済組合員証と言いますが、 ここでは統一して保険証と呼ぶことにします)

通常、保険証の扶養は妻の収入が年間130万円以内の時に認定を受けることができます。

育休2年目や3年目の場合、妻は完全に無収入のことが多いため、この所得上限130万円はクリアしていることになります。

ではなぜ保険証の扶養の対象にならないのか。

その理由を具体的に見ていきましょう。

収入ゼロでも保険証の扶養になれない理由

産休・育休を取得してる間でも、妻の勤務先から交付された保険証はそのまま使うことができます。

保険証は一人一枚しか持つことができません。

(ここらへんの細かいルールの説明は省略しますが、要するに1人1枚のルールなんだと 思っていただければ問題ありません)

そして産休育休期間中も職員という身分は変わらないため、保険証を不要だからと返すこともできないのです。

実際、職員が産休育休を取得している間も、勤務先はその職員の保険証にかかる費用を負担し続けています。

また公務員の場合は、公務員でいることと保険証の資格があることは完全にイコールのため、公務員であるうちは「保険証だけ辞める」とか「保険証だけいらない」という選択は出来ないのです。

夫の保険証の扶養に入れるとメリットがある

実は夫の保険証の扶養に入れるとメリットがある場合があります。

保険証関連の制度というのは、ただ病院にかかる時に保険証が使えるというだけではありません。

勤務先によっては、病院にかかる医療費が完全に無料となったり、医療費の自己負担が安かったり、保険証の扶養に入っている家族だけが使える福利厚生施設やサービスがあったり・・・といった様々なメリットがあるのです。

夫婦で同じ勤務先であれば、自分の保険証だろうが夫の保険証の扶養だろうが、メリットはほぼ何も変わりません。

一方で自分よりも夫の保険証の制度にメリットが多い場合、夫の扶養に入れた方がたくさんのメリットを受けられることになるのです。

しかし残念ながら、産休育休中であっても夫の保険証の扶養には入れません。

と言うか、退職するまで夫の保険証の扶養には入れません。

残念ですが、保険証の扶養に入るのはあきらめましょう。

まとめ

冒頭にも書いたとおり、産休育休中でも夫に扶養に入れるという制度があることを知っている人は少ないです。

必ずしも全員が扶養に入れるわけじゃないというのも、あまり知られてない理由の一つかもしれません。

しかし扶養に入るということは、かなり大きな金銭的メリットがあります。

扶養に入れるかどうかは簡単に自分で確認することができますので、どうせ無理だろうと諦めずにまずは、 以下の記事で確認してみてください。

産育休中は配偶者控除の対象?税の扶養申告を忘れたらどうする!?

産休・育休中の妻の扶養手当はもらえるの?お金の豆知識!

それでは、今回も貴重なお時間のなか『現役公務員ママの本音とリアル』をご覧いただきまして、ありがとうございました!