こんにちは、現役公務員のミドニーです!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
今回のテーマは、公務員の育児休業給付金の裏技!育休手当金延長で100万円増!?です。
育児休業給付金を人より多くもらう裏ワザとは!?
育児休業手当金の延長で100万円以上多くもらっている公務員もいる!?
現役公務員ママが、育休手当金の裏技について、詳しくお伝えします!
育児休業給付金を多くもらう裏技
さっそくですが、公務員の育児休業給付金については、通常よりも多くもらうための裏技のようなものが存在します。
多くの育休公務員がやろうと思えば実践可能な裏技です。
(実際にやるかどうかは別問題ですが)
さっそく、解説していきます。
育休手当金の裏技の条件
対象になるのは、1年以上育児休業取得を希望している場合です。
ほとんどの公務員が1年以上育休を取得するため、大多数が該当すると思います。
まずはあらかじめ、子供の一歳の誕生日直前に育休から復帰するという申請を職場にしておきます。
そして実際に誕生日前に保育園に入園すべく、入園の申請をします。
この時に入園申請をする保育園は、実際に入りたい保育園ではなく、入れなさそうな保育園。
つまり待機児童になることを自ら狙うのです。
民間企業勤務のママが、育休期間の延長を目的によく使う手法ですが、公務員は元々育休が3年もあるため、普通はこんなことをする人はいません。
保育園の空き状況というのは、それぞれの保育園に問い合わせれば、すぐに分かります。
実際、年度途中(特に年度後半)の入園の場合、空きが無く「今申し込まれても、うちの保育園には入れません」という保育園も多いです。
そのような保育園にあえて入園希望の申請を出すと、入所不承認の通知が届きます。
そして、待機児童扱いになります。
実は、子供が1歳になる前の段階で待機児童になると、育児休業給付金を延長して受け取ることができます。
待機児童を理由に手当金延長を受けるための詳しい条件や、待機児童以外の理由による育休手当金延長については、以下の記事を参考にしてください。
公務員の育児休業手当金はいつまで?2年に延長するためには!?
育児休業給付金延長で100万円増?
育児休業給付金の延長は、職場の共済関係を扱っている部署や庶務の担当者等に申請します。
申請書に「保育園入園不承諾通知」を添付して提出するよう求められるケースが多いと思います。
そうすることで、待機児童による育休延長という扱いになるため、育児休業手当金を最長2歳まで受給することができるのです。
何もせずに2年間育児休業を取得した場合と、一度育休の延長という手続きを踏んだ場合では、育児休業手当金の受取額は約2倍になるのです。
金額にすると確実に100万円以上違います。
まとめてみます。
育休手当金延長のデメリット
同じ期間の育休を取得しているのに、ちょっと手間をかけるだけで100万円以上も育児休業手当金を多くもらえるなら、誰でもやろうと思いますよね?
実際、本当に大した手間はかからず、誰でも実践可能です。
しかし!この裏ワザにはデメリットもあります。
実行するかどうかは、以下を読んでから慎重に考えるべきです。
育休延長は職場に迷惑
具体的なデメリットとしては、育休延長をすることで職場に迷惑がかかるということがあります。
急な育休延長の場合、育休代替職員の継続雇用や事務分担の再検討など、職場側に色々な問題が発生します。
育休者が仕事復帰するスケジュールを想定して、上司や同僚は仕事の割り振りなどを決めているわけですから当然です。
良識ある公務員なら、自分本位の育休延長がどれだけ周囲に迷惑をかけるかわかるはずです。(きちんとした理由があれば、もちろん延長OKですけどね)
公務員組織は密な人間関係で成り立っていますので、周囲の評価を落とすようなことをして、悪い噂が立つことは、本人にとってもデメリットが大きいと思います。
育休手当金延長は待機児童の救済制度
育休手当金の延長は、やむを得ず待機児童になった人の救済のための制度です。
育児休業手当金を増やすという目的で制度を使うのは適切ではありません。
共済から支給される育休手当金は、公務員の給料から毎月天引きされている多額の共済費などから支払われています。
本来使われるべきでない目的に、共済費が使われることは、周囲の公務員も納得いかないでしょう。(育休手当金のお金の出どころについて深く考える人は少ないとは思いますが)
共済費についてよくわからない人は、自分の給与明細を見てみてください。思った以上の高い金額に驚くはずです。
給料額によりますが、年間数十万円単位です。
私は当然この裏技を以前から知っていましたが、さすがに実際にはやりませんでした。
この裏ワザについて、「最初から育休を1年以上取得していても、育休手当金を延長できるのでは?」という質問をいただきましたので、以下の記事で詳しく解説しています。
自治体によっては、職場での育休延長手続きをすることなく、育児休業手当金の支給延長を受けることができてしまう、という実態についても書いています。
もっと堂々と実践可能な育休中のお得ネタについては、以下の記事をどうぞ。
見落として損している人が多い内容なので必読です!
まとめ
育児休業というのは頻繁に使う制度ではないため、育休取得者はほとんど皆が初心者です。
しかも制度自体が複雑であり、育児休業給付金の中身について詳しく知る人は限られています。
そのため、育休を取得する時は、「だいたい1歳くらいに復帰してる人が多いから」とか「キリが良い時期に復帰しようかな」などと、育児休暇期間を安易に決めてしまいがちです。
しかし実は、なんとなく決めた育児休業期間が家計を大きく左右することも。
育児や仕事の状況はもちろんのこと、育児休暇期間を決める時には、育休手当金のことも調べておくと、後悔が少ないと思います。
出産後は育児に追われる毎日になりますので、なるべく早めに納得の育休プランをたて、子育てに集中できる環境を整えておきましょう!
公務員は育休を3年取得することもできますが、長期に取得すると〇〇〇万円くらい損しますよ!という話については、以下の記事に書いています。
それでは、今回も貴重なお時間のなか『現役公務員ママの本音とリアル』をご覧いただきまして、ありがとうございました!