育休3年取得の公務員の給料・手当!休み過ぎは大損!?

こんにちは、現役公務員のミドニーです!

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

今回のテーマは、育休3年取得の公務員の給料・手当!休み過ぎは大損!?です。

公務員が育休を3年取得した時にもらえるお金と失うお金とは?

育休は1年目までと2年目以降でお金事情が大きく変わる?

育休取得経験のある現役公務員ママが、育休中のお金に注目した、育休期間の検討ポイントについて詳しくお伝えします!

公務員が育休で3年休んだ時の給料・手当

公務員が育児休業を取得している間、給料や通勤手当、扶養手当などの各種手当は一切支給されません。

それは3年休んだ場合でも、3ヶ月休んだ場合でも一緒です。

そのため、普通に勤務していれば支払われるような給料・手当というのは、育休期間の長短を問わず、一切支給されないということになります。

ただし、育児休業中のボーナスについては、初回ボーナスのみ、一部が支給されることが多いです。

詳しくは公務員の産休育休中のボーナスはいくら!?多くもらう裏技も紹介!で解説しています。

公務員が育休で3年休んだ時の給付金・手当金

育児休業中は、給料や手当以外にも支給されるお金があります。

それが育児休業手当金です。

育児休業手当金は休業期間中であっても、おおよそ給料の5~7割程度が支給されます。

ただし、育児休業手当金の支給期間には上限があります。

一般的には子供が1歳になるまでしか支給されません。

参考:育休中の公務員の手当・給料はいつまで支給?給付金増額の裏技も!

育児休業2年目以降に受け取れるお金

育児休業開始初期は、育児休業手当金としてそれなりの金額を受け取ることができますが、子供が1歳を超えたら、育児休業手当金の支給は完全にゼロになります。

そのため、育児休業を3年取得した場合、3年間のうち2年間については、一切のお金を受け取ることができません。

完全なる無休休業です。

これが子供の1歳の誕生日過ぎくらいに育休復帰する公務員か多い理由です。

3年も育休をとると、失うお金(育休復帰すればもらえた給料)もそれなりの大金になりますからね。

詳しい金額の計算は、後半でお伝えしていきます。

育休明けに退職を検討している場合

育休2年目以降は一切のお金が支給されないため、無職の専業主婦と全く変わらない収入状態になります。

それでも、退職ギリキリまで公務員でいた方がいいのか?

それとも、さっさと退職すべきか?

比較ポイントを見ていきます。

まずは、保険証です。

保険証(共済組合員証)は、育休中の公務員であっても、継続して自分のものを使用することができます。

とはいえ、専業主婦であれば通常なら夫の扶養に入れますので、自分の保険証が使えることはメリットとは言えないでしょう。

また、育休中でも公務員の身分は残っているため、職場の福利厚生事業を利用したりすることができます。

しかし、これもさほどのメリットとは言えません。

退職予定でもギリギリまで公務員でい続けるメリットは、

  • 事情が変わった時のために、復職という選択肢を残しておく
  • 保育園に入園しやすくする
  • (公務員から転職する時に、入園が決まってから退職する)

という2点でしょうか。

3年の育休から復帰した後の給料・手当

育児休業を3年取得してから復帰した場合でも、復帰した月からお給料を受け取ることはできます。

給料額については、育児休業の期間も勤務していたとみなして昇給できることが多くなってきました。

まるまる3年休みを取っていたのに、普通に勤務していた人と同じように昇給できるということに違和感覚える人もいるかもしれませんが、子育て応援という時代の流れからは、当然なのかもしれません。

昔は、休んだ分だけ、給料アップも遅れていましたが、そのようなことはどんどん少なくなっていくのでしょう。

育休を3年取るともらえなくなる給料・ボーナスはいくら?

育児休業を3年取る場合と1年で復帰する場合で、もらえるお金にどのくらい差が出るのか比較してみました。

金額の計算としては、まるまる2年間の給与・ボーナスとなります。

給与×12月×2年

ボーナス×4月×2年

(1年間のボーナスの金額を、少なめに給料4ヶ月分と見積もっています)

【毎月の給与が25万円の人の場合】

給与25万円×12月×2年=600万円

ボーナス25万円×4月×2年=200万円

合計額 800万円

少なめに見積もって計算をしてみましたが、いかがでしょうか。

かなり大きな金額だと思いませんか?

育休期間の検討ポイント

育児休業をまるまる3年取得すれば、子供と家で専業主婦として過ごせる時間が長くなります。

その分、給料などの得られるお金が少なくなるということ。

どちらを重視するかはそれぞれの考え方や事情により異なりますので、じっくり検討してみてください。

1人目の子供の時の方が育休中にゆっくりできるので、長い育休は1人目がオススメなんてことを言う人もいます。

私は、個人的には3年は長すぎかなという考えです。

休みが長いと、仕事復帰のハードルが高くなりますからね。

まとめ

育児休業期間というのは、頻繁に変更をすることができませんので、取得する前、出来れば出産前にあらかじめ方針を決めておく必要があります。

しかし初めての子供の場合、子供と家で過ごす生活というもののイメージがしにくいです。

実際に育児休業を取得してみて、もっと長くしておけばよかったとか、早く仕事に復帰したいとか、どのような気持ちが湧くかは個人差があります。

分からない部分も多いため、せめて育休中のお金の事についてはきちんと把握しておき、育児休業期間を決める際の参考にしてもらえればと思います。

育児休業を3年とるかどうかについて、考えるべきポイントは他の記事でもまとめていますので、参考にしてみてください。

参考:産休・育休中は夫の扶養に入れる?知らなきゃ損するお金ネタ!

それでは、今回も貴重なお時間のなか『現役公務員ママの本音とリアル』をご覧いただきまして、ありがとうございました!