こんにちは、現役公務員のミドニーです!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
今回のテーマは、公務員試験は難しい!?現役公務員が語る合格への3つのハードル!です。
公務員試験て何か難しそうなイメージがある!
でも具体的にどんなハードルがあるの?
公務員試験に挑戦しようか検討している方に、現役公務員が公務員試験の難しさを具体的にお伝えしていきます!
公務員試験自体の難しさ
公務員になることを考える時、まず第1の壁が公務員試験自体の難易度の高さです。
公務員試験に関しては、国や地方など、ほとんどどこの組織でも、前年の合格倍率というものを公表しています。
倍率は自治体や国家公務員、地方公務員などによってまちまちですが、決して低い倍率ではありません。
この倍率だけを見て、公務員試験は自分には難しそうだと思い諦めてしまう人も少なくありません。
公務員は筆記試験対策が必要
公務員試験を受けるのを辞めようと思う理由の一つとしてよく聞くのが、筆記試験があるということです。
地方公務員の市役所等では、面接試験しかないという自治体も少なくありませんが、地方上級や国家公務員などの試験を受ける時には、筆記試験対策が必須となります。
しかも中途半端な筆記試験対策では合格が難しいため、きちんとした勉強が必要になります。
大学受験の時に必死で勉強をして進学し、やっとこれで受験勉強からは解放されたと思っていたのに、また受験勉強!
そんなの耐えられない!
と、受験勉強にアレルギーを示す人は少なくないでしょう。
逆に言えば筆記試験というのは、面接試験よりも努力が反映されやすい試験であるため、やる気や努力次第でクリアできる試験とも言えなくはありません。
ただ公務員試験を目指す周りの人間というのは、ほぼ全員が本気で合格を目指して試験を受けてきますので、ライバルはかなり手ごわいです。
真面目に受験勉強をもう一度やりとおすという強い気持ちで取り組まないと、挫折してしまうこともあるでしょう。
公務員試験では面接も重視されている
公務員試験ならではの難しさに、筆記試験をクリアしても面接試験が待ち構えているということがあります。
今の公務員試験は人物重視の傾向が強く、面接試験の配点が高くなっています。
とは言っても筆記試験を通過しないと面接が受けられないため、結局は筆記試験と面接試験の両方について十分な対策が必要になってくるのです。
それを考えただけでも少し面倒くさい気持ちになってきますよね。
勉強が得意で筆記試験を高い点数でクリアクリアできたとしても、面接で圧倒的に評価が悪ければ合格することはできません。
公務員合格に必要なのは筆記と面接の総合力。
民間企業の面接やエントリーシートといったものに抵抗があって、筆記試験の方がマシと公務員試験を受験する人もいますが、公務員試験でも同じように面接が重視されているというのが現実です。
民間企業との併願が難しい
公務員試験自体の難しさというより、公務員を就職先として検討する上での難しさがこれ。
民間企業と公務員は、併願をすることにハードルがあるのです。
面接や論文のみの試験しかない市役所などでは、民間企業を併願するとしてもさほど問題ないと思います。
とちらも就職試験の対策が面接メインのためです。
しかし、地方上級公務員や国家公務員試験を受験すふために、十分な筆記試験対策をしなければならないという人は話が別です。
公務員の筆記試験と民間企業の面接にどちらも本格的に取り組むというのはスケジュール的にかなり厳しいものがあります。
筆記試験対策にはそれなりの集中した勉強時間の確保が必要です。
そのため公務員の筆記試験対策をやりながら、民間企業も受験していたという人は多くありません。
私が気にする自治体の公務員試験合格者も、ほとんどの人が公務員試験だけに就職先の候補を絞って挑んた結果合格しています
公務員は就職先の候補が少ない
公務員は就職先の候補が民間企業に比べて圧倒的に少ないです。
当たり前ですが、民間企業の数というのは企業規模を問わなければ、日本中に星の数ほどあります。
受かるかどうかは別として、時間さえあればかなりの数の民間企業の就職試験を受けることぎ可能です。
特に就職が売り手市場である場合などは、本命の大企業の他に、興味のある中小企業なども積極的に保険として就職面接を受けておくことで、どこかしらには合格できるということが多いでしょう。
しかし、公務員はそうはいきません。
公務員の組織の数自体が限られていることに加え、全国全ての自治体を併願するなどができないよう、同レベルの公務員試験では、試験日程が同じ日に設定されているのが基本だからです。
そのため、大学所在地の都道府県と実家の都道府県を両方受けるとか、地元の近隣市役所を片っ端から受けるといったことは難しいです。
また、日程が重なっていなくて複数の公務員試験を受けられる場合でも、それぞれの試験ごとに試験科目に若干違いがあります。
裁判所関係や国税関係など、少し特殊な職種の公務員試験でしか使わない専門科目などがあったりするからです。
多くの公務員試験に全て対策しようとすると勉強すべき範囲が広くなってしまいます。
公務員試験の保険のかけすぎは、場合によっては勉強の非効率に繋がり、合格を逃してしまう原因にもなりかねません。
まとめ
公務員試験は難しいかどうかと聞かれたら、私は難しいと答えると思います。
すごく漠然とした質問なので感覚的な答えになってしまいますが、決して簡単ではないというのが公務員試験に挑戦して合格した私の答えです。
少なくとも軽い気持ちで受けてみたら受かっちゃった、というような試験でないことは確か。
公務員試験を受けるかどうか迷っているのであれば、それなりの覚悟や対策とる必要があります。
そうでないと中途半端になってしまい、結果として民間企業にも公務員にも就職できなかったなんて悲劇になりかねません。
しかし公務員試験は難しそうという世間のイメージを前向きに捉えれば、なんとなく難しそうだというだけで公務員試験挑戦を諦めてしまう人もそれなりにいるということ。
ライバルが少なくなるという嬉しい面もあるのです。
公務員試験に合格するための必要時間や条件などを詳しく調べてみて、自分なら何とかなりそうと思えたならば、もしかしたらあなたにとって公務員は狙い目なのかもしれませんね。
どんな大学出身者が公務員試験に合格しているのか知りたい方は、以下の記事も参考にご覧ください!
公務員試験合格者の出身大学は?偏差値レベルは意外と高くない!?
それでは、今回も貴重なお時間のなか『現役公務員ママの本音とリアル』をご覧いただきまして、ありがとうございました!