こんにちは、現役公務員のミドニーです!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
今回のテーマは公務員の志望動機が『ない』人はどうする!?現役公務員が志望動機をひねり出す!!です。
公務員の志望動機なんて無い!
志望動機はあるけど面接で回答できるようなないものじゃない!という悩みを抱える人は多いです。
公務員試験の面接で使える、自分オリジナルの志望動機を見つけていただくために、現役公務員が様々な角度から志望動機を語ります!
公務員の志望動機がない人達
公務員試験の面接で必ず聞かれる公務員の志望動機。
聞かれることが分かっているため、あらかじめ考えておこうという人も多いと思いますが、いざ考えても志望動機が見つからないという人もいますよね。
公務員試験を受験するのだから、受験する何らかの理由というのは必ず誰にでもあるはずです。
まずは、公務員試験の志望動機がないと悩む人のパターンを見ていきましょう。
安定性とラクを理由に公務員を志望
公務員が楽で安定性があるから志望したという人は、ぶっちゃけかなり多いです。
(実はさほど楽ではないという話は、今回は置いておきます)
もちろんそれだけが志望理由というわけではないかもしれませんが、安定性が志望理由の一つであるという人は9割ぐらいにのぼるのではないでしょうか。
実際、私も公務員の安定性に非常に魅力を感じて受験した一人です。
(もちろん面接では伝えていません)
仕事の大変さや待遇といったものが、職業を選ぶ際の重要な基準であることは、誰しもが同意するところ。
多くの受験者が公務員の安定性を魅力に感じていることは、面接官ももちろん分かっています。
しかし、それを正直に公務員の志望動機とするのは、 あまりに考えがなさすぎで適切ではありません。
地元の就職先に他に選択肢がなかった人
地方の就職先というのは、非常に限られます。
そこそこの大学を卒業して地元に帰り、就職をしようと考えた場合、数少ない地元企業か金融機関、もしくは公務員ぐらいしか選択肢がありません。
だからこそ、地方公務員のほとんどが地元出身者なのです。
でもこれも面接では言えませんよね。
民間企業の面接に受からないそうだから公務員にした人
就職活動をする時に、大きく分けて民間企業か公務員かで悩む人も多いと思います。
そして悩んだ結果、民間企業は受からなそうだから消去法で公務員を受験するという人も。
筆記試験があるため、面接よりテスト勉強に自信ありの人は、公務員のが多少有利かもしれないです。
しかし、実際のところを言ってしまうと、公務員試験も面接重視ですので、民間企業に受からない人は公務員合格も難しい。
たとえ合格しても、面接やコミュニケーションが苦手なタイプの人は、公務員の仕事でも苦労することが目に見えているため、それを覚悟で受験した方が良いです。
公務員の志望動機をひねり出す
これまで述べてきたような志望理由は、公務員試験の面接で言えるようなものではありません。
そうすると面接試験用の志望動機が必要になりますよね。
さて、どうするか。
ちなみに、面接対策本や志望動機の文例などを丸暗記してやり過ごすのは、リスクが高すぎます。
それらの意見は自分の考えではないため、志望動機について深く突っ込まれた時、答えに困りますし、何より志望動機を語る時に自分の気持ちが入っていないため、どんな素晴らしいことを言っても面接官の心に響きません。
では、どうしたらいいのか。
自分オリジナルの志望動機を自分の中からひねり出すのです!
早速、具体例を見ていきましょう。
地元の自治体を受験する場合
地元の自治体を受験する人という人は、地元への愛着をアピールできるので有利です。
地元に愛着など無いという人は、自分の子供時代のことを思い出してみてください。
地域のお祭りや近所の公園、地域の人に優しくしてもらった思い出など、探せば少しは自分が地域からもらった幸せな思い出が見つかると思います。
公務員になった後は、子供時代の自分自身を幸せにしていくつもりで、地域の人や子供のために働けば良いのです。
実際、自分自身はもう大人になっていますが、自分と同じような思い出と愛着を地域の子どもたちにも持ってほしい、そのために公務員としてさまざな角度から地域に貢献したいというのは、素敵な志望理由です。
もし、私の意見に「なるほど確かに」と思えたなら、しめたもの!
具体的な地元でのエピソードや、貢献したい分野などを織りまぜて語れば、あなたオリジナルの志望動機の完成です。
女性受験者の場合
女性受験者の場合、女性でも活躍できる公務員の環境に魅力を感じだと伝えるのは有効です。
実際、民間企業などに比べて公務員というのは、女性だから制限されるということが少ないです。
もちろん育児などの待遇面でもそうですが、仕事をしていくうえでも、性別より能力や意欲が重視されます。
さらに、女性管理職を増やそうという風潮もありますので、職員募集のパンフレットやインターネットなどには、先輩女性職員からのメッセージといった情報があふれています。
これらの情報を見たり、知り合いの女性公務員(私を知り合い扱いしていただいてもいいと思います)から聞くことで、女性でもチャレンジしていける職場環境に魅力を感じた、と伝えるのは意欲的で説得力があります。
実際、公務員職場では、能力のある女性がライフワークバランスをとりながら活躍していますからね。
人付き合いが苦手じゃない人の場合
学生時代などにそれなりに友達がいて、サークルやアルバイトなどで人間関係を築けてきたという人は、最低限のコミュニケーション能力がある人です。
そのコミュニケーション能力を活かせる仕事として公務員を志望したというのも良いでしょう。
公務員は頻繁な部署異動を繰り返すため、職場内外の様々な人との、出会いの機会にも恵まれます。
また、多くの人との出会いからは様々な学びが得られるものです。
「社会人になってからも、学生時代と同様に多くの人と出会い、様々な学びを得ることで自分自身、成長し続けていきたい。
多くの出会いと学びに触れるチャンスのある、公務員という職業に魅力を感じた」
という志望動機はいかがでしょうか。
公務員には今、コミュニケーション能力のある人が求められています。
ここで言うのもなんですが、「最近の新卒者はコミュニケーション能力に著しく欠ける」という話を何度か耳にしたことがあります。
公務員組織が求める人物像と自分が合致してくることのPRにもなるので有効です。
好奇心旺盛な人の場合
新しいもの好きな人は公務員に向いています。
地方公務員の職場というのは3~4年で全然違う部署に異動を繰り返し、退職するまで常に新しいことに取り組むことが求められます。
あなたが新しいことにチャレンジすることが好きであったり、億劫にならない人であれば、ジェネラリスト目指せる地方公務員という職業は向いています。
「今までこんなチャレンジをしてきて沢山の学びがあった。
社会人になっても新しい分野に常にチャレンジし続けたいという気持ちが強く、様々な仕事に関わる機会を得られる地方公務員の仕事に魅力を感じた。」
というのは真っ当な志望理由になるでしょう。
チャレンジする姿勢というのも、今の地方公務員に求められている素質であり、若者らしい意欲も伝わるので、面接官からも好印象だと思います。
聞き上手な人の場合
積極性もないし、人付き合いも苦手…というあなたは、実は聞き上手ではありませんか?
公務員の仕事は、人の話を聞けるということがとても重要です。
同僚や他部署、関係団体や地域との連携をうまくとれる協調性のある人材が必要とされているからです。
そのため、聞き上手なあなたの能力を活かせるフィールドが公務員職場にはあります。
「住民の声や、地域の要望を真摯に受け止め、施策に反映していくという公務員の仕事のあり方に魅力を感じた」
と意欲を伝えれば、それも十分志望動機になりえます。
まとめ
自分オリジナルの本音の志望動機を持っている人は、面接試験で強いです。
本音というのは、どんなものでも相手の心に響きやすいもの。
志望動機がないと悩むのであれば、志望動機を嘘で固めるのではなく、自分の中に見つけてしまいましょう。
面接官に対する説得力が違いますよ。
もちろん定番の志望動機である「地方を良くしたい」とか「公務員のこの分野の仕事に興味あり」と言った話も付け加えてオッケー。
それらの定番意見は、他の人と同じくなってしまいがちですので、それにプラスアルファして自分オリジナルの個性を加えていくことで、あなたを強く印象づけることができます。
どうせ公務員を目指すなら、少しでも多く公務員になりたい理由が見つかった方が、試験へのモチベーションも上がりますしね。
都道府県を受験するの志望動機に関する以下の記事も是非ご覧ください。市町村や国の面接試験対策にもお役立ていただけますよ。
それでは、今回も貴重なお時間のなか『現役公務員ママの本音とリアル』をご覧いただきまして、ありがとうございました!