こんにちは、現役公務員のミドニーです!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
今回のテーマは、優秀な公務員は忙しい職場に配属されるの?暇な部署は左遷人事!?です。
役所の忙しい部署に配属されるか、暇な部署に配属されるかは、ライフスタイルへの影響も大きいため重要な問題です!
忙しい職場に配属されるのはどんな人か?左遷職場って本当にあるのか?
忙しい部署と暇な部署、両方を経験したことのある現役公務員が実態をお伝えしていきます。
忙しい部署に配属される人のタイプ
忙しい部署というのは仕事のレベルが高度であり仕事量も多い部署ですので、優秀な人でないと十分にこなすことができません。
そのため、まず間違いなく優秀な職員が忙しい部署に配置されます。
人の評価基準というのは曖昧なものですので、希に優秀ではないけれども上司が個人的に気に入ってるからと良い評価をされてしまい、人事担当が優秀な人物であると勘違いして、多忙な部署に異動してしまうということもあります。(実際の例を知っていますが、本人も同僚も気の毒です。)
このようなケースは、すぐにまた忙しくない部署へと戻されていくことが多いです。
女性職員の場合は、優秀かつ独身や若手で、突発的な残業などに制限のない人が忙しい部署に配属される傾向にあります。
女性は子育てが始まるとバリバリ働くことに制限がかかってしまいますので、若いうちに、多忙な部署を経験しておくことは、後々役に立つと思います。
ちなみに、公務員組織としてイクメンを推奨していながら、小さい子供がいる男性公務員については、女性ほど忙しさへの配慮はされていません。
ただ事情があるなど、強く希望すれば男性公務員であっても多忙な部署を避けることができますので、ご安心を。
暇な部署に配属される人のタイプ
子育てや介護などの事情がある女性職員などは、希望をすれば自宅から近い、比較的暇な部署に勤務することが可能です。
そのようなケースとは別に、いわゆる仕事の出来ない人や何らかの問題を抱えている人というのも、極端に暇な部署に配属されます。
完全に左遷用の職場というのが、わずかながら存在するのです。
公務員のように大きな組織になれば、やはり一定数は問題アリな人物がいるものです。
仕事量をこなせないとか、重要な仕事を任せられないとか、人前に出せないとか、そもそも職場に来ない(理由をつけて休みまくる)とか…。
しかし、そのような人が集まる極端に暇な部署って、どんどん無くなってきているんですよね。
財政が厳しいとか、人員削減とかで、所属自体が少なくなってきているのです。
そのため、極端に暇な部署(ほぼ出先機関)に収まりきらない、訳アリな人達が、さほど忙しくない職場に進出してきているというのが現状です。
一人前の仕事をしてもらえないので、育児中の優秀な女性職員が、訳アリ職員を支えているということは、わりとよくあります。
しかも、最近は1人で複数人の訳あり職員のフォローをしているなんてケースも。
いくら定時で帰れるとしても、それはそれでストレスが溜まり、辛いものがあります。
忙しいor暇な部署、どっちが良い?
忙しい部署と暇な部署、実際どっちで働く方が幸せなのか。
もちろん個人の状況や考え方によって違うと思いますが、いくつかの視点から見ていきたいと思います。
やりがいかプライベートか
忙しい部署というのは、仕事の内容もやりがいが感じられるものが多いです。
難しい仕事をやり遂げた達成感、忙しい時期を皆で乗り切った一体感というものは忙しい部署ならではのもの。
1日の大半を占める仕事ですから、せっかくならやりがいを持って楽しみたいという人には、断然忙しい職場です。
一方で忙しいということは、プライベートの時間が削られるということ。
本当に忙しい部署の場合、正月休みすらろくにに取れなかったり、多忙な時期は土日出勤も当たり前、というところもあります。(少数ではありますが)
自宅には寝に帰るだけで、また朝が来たら働くということの繰り返しの日々。
趣味や家族との時間などが、どうしても犠牲になってしまいます。
働き盛りの世代は、子育て盛りでもあります。
仕事が忙しすぎて、今しか見られない子供の成長に寄り添えないのは、少し残念にも感じられますよね。
暇すぎるのも意外と辛い
暇すぎるというのも意外と辛いものです。
私も新規採用された初めての職場が出先機関であったため、ものすごく暇とまでは言いませんが、仕事のやり方を工夫したり仕事に慣れてしまうと、半日で仕事が終わってしまうようなこともありました。
それを楽で良いと思う人もいるかもしれませんが、頑張らなくてもなんとかなってしまうので、ちょっと物足りない職場でした。
周囲の上司や先輩も、忙しい職場の方が優秀で尊敬できる人が多く、忙しい部署に異動してからの方が、先輩からの学びというのは断然多かったです。
まとめ
人事担当だってよくよく考えて職員の配属を決めていますので、忙しい部署・暇な部署に配置されるのには、それなりの理由があります。
公務員が人事異動の時期にピリピリとした雰囲気になるのはそのためです。
異動先の部署を見れば、その人が上司や人事にどう評価されているのかがわかりますからね。
誰だって優秀だと評価されるのは嬉しいですが、忙しすぎるというのもプライベートが犠牲になるので考えもの。
もう少し、職場間の仕事量のバランスがとれたら良いのになぁと思わずにはいられません。
具体的に忙しい部署や暇な部署について知りたい方は、こちらの記事もどうぞ!
それでは、今回も貴重なお時間のなか『現役公務員ママの本音とリアル』をご覧いただきまして、ありがとうございました!