こんにちは、現役公務員のミドニーです!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
今回のテーマは、公務員が通勤手当で儲ける方法!?自転車通勤最強説!です。
公務員が通勤手当で儲けるってどういうこと?
公務員は自転車通勤でも通勤手当がもらえるの?
現役公務員が、一般の方には理解されにくい公務員の通勤手当事情について解説します!
公務員の自転車通勤は通勤手当が出る?
さっそくですが、公務員の通勤は自転車通勤が最強です。
なぜって?
一番の理由は、お金です。
公務員は2km以上の自転車通勤なら、通勤手当がもらえます。
「ガソリン代もかからない自転車通勤なのに、通勤手当をもらっているなんてけしからん!」
「公務員の通勤手当不正受給ではないか!」
といったご意見を耳にすることもあります。
確かに、自転車通勤なのに通勤手当が出るなんて、一般の方には理解しがたいルールかもしれませんね。
しかし、自転車通勤に対する通勤手当支給は、不正受給ではありません。
公務員に限らず、大手民間企業などでも、自転車通勤に対して通勤手当が支給されていることはあります。
また、 自転車通勤に通勤手当が支給されるというルールは、国家公務員も地方公務員も共通です。
あまり知られていませんが、自転車通勤で通勤手当を受け取っている人は、日本に大勢いるというのが真実です。
公務員の自転車通勤に通勤手当が支給される理由
感覚的に、人力で動く免許不要な乗り物である自転車は、徒歩に近いイメージを持たれがちです。
しかし、実際は自転車は自動車やバイクと同じ交通用具として捉えられています。
交通ルールにおいても、自転車は車道を通行してよいとされていますよね?
自転車は、同じく 2輪の乗り物であるバイクと同じような扱いなのです。
交通用具を使用した通勤には、通勤手当が支給されるというのが、公務員の通勤手当の基本的な考え方です。
そのため、自転車による通勤でも、バイクや自動車と同じく通勤手当が支給されます。
交通用具使用(通勤手当あり):自動車、バイク、自転車
交通用具不使用(通勤手当なし):徒歩
といった分け方になります。
自転車の通勤手当はいくら?
いくら自転車が交通用具使用の通勤手段だとしても、自転車に対する通勤手当は、「金額的にもらいすぎなのではないかな」と思うところもあります。
具体的に自転車の通勤手当額を見ていきます。
ちなみに、自転車の通勤手当の金額は原則バイクと同額です。(この時点で違和感ありますよね。)
また、国家公務員も地方公務員も同じくらいの金額となっていることが多いです。
以下の金額は、国家公務員の自転車通勤手当額になります。
片道5km未満 2,000円
片道10km未満 4,200円
(以下、5kmごとに増額だが記載省略)
思ったよりも高い通勤手当額がもらえると思いませんか?
ちなみに地方公務員では、もっと多くもらえるケースも多いです。
以下では、実際に自転車通勤にかかる費用と通勤手当額を比較してみたいと思います。
公務員の自転車通勤は儲かる?
例えば、2kmの通勤用に2万円の自転車を購入したとします。
2 kmというのは自転車で10分ほどの近距離です。
また2万円の自転車というのは、ホームセンターなどで売れ筋の価格帯の、一般的な自転車です。
2万円の自転車を片道10分の通勤に1年間使用した時、 受け取れる通勤手当の年額は・・・
2,000円×12月= 24,000円 >2万円(自転車購入代)
たった1年で自転車購入代の元が取れる計算です。
もちろん自転車を維持するためには、パンクの修理や、定期点検、部品の買い替えなどの費用も発生します。
しかしそれらの費用も年間数千円かかるかどうか 。
大した金額ではありません。
またリーズナブルな自転車であっても、1年で完全に壊れるケースは稀です。
何年も同じ自転車に乗れることを考えると、「自転車通勤は実際にかかった費用よりも通勤手当額の方が多い」というのが一般的でしょう。
もちろん、10万円越えの高級自転車などに乗っている人もいますが、自転車通勤をしている周囲の公務員を見ていても、ほとんどの人が2万円レベルのママチャリ等に乗っているというのが実情です。
つまり「自転車通勤の通勤手当で儲けた!」という状態になっている人がいるのは真実です。
自転車通勤で通勤手当をもらうのはOKですが、やってはいけない通勤手当の不正受給については、以下の記事で紹介しています。
参考: 公務員の通勤手当不正受給はなぜ多い?グレーゾーンは処分されない?
自転車以外の通勤手段との比較
自動車通勤の通勤手当は、車本体ではなく純粋にガソリン代相当が通勤手当として支給されています。
公務員の組織・自治体によって手当額は色々ですが、実際、ガソリン代にも満たない額しか支給されていないケースも少なくありません。
そういうことを考えると、自転車通勤の場合、通勤手当で自転車購入・メンテナンス費用まですべて賄えてしまい、それでも通勤手当額にお釣が出るくらいもらえるという意味で、かなりお得に感じられます。
また、自動車通勤の場合、役所の駐車場が有料であるケースも多く、別途駐車場の費用負担なども発生します。
さらに、自動車の駐車場から庁舎まではそれなりの距離を歩く必要があり、道路の混雑のことなども考えると、自転車で通勤できる程度の距離であれば、自動車通勤より自転車通勤の方が通勤時間が短くなるケースが多いです。
まとめ
自転車通勤は金銭的に圧倒的にお得です。
さらに金銭面だけでなく、健康維持や環境、交通渋滞緩和の面から見ても、自分にも社会にもメリットの多い通勤手段です。
それゆえに、役所としても自動車より自転車通勤を推進するような風潮があります。
町の中心部にある地方役所の周辺は、朝晩の通勤混雑が定番。
もし公務員全員が自転車通勤を選択したら、渋滞が解消されて住民に大きなメリットがあるでしょう。
通勤混雑緩和のために自転車通勤の通勤手当が支給されているわけではありませんが、自分にも地域にもメリットの大きい自転車通勤を、積極的にチョイスしてみるのはオススメですよ!
雨の日にレインコート着用必須だったり、雪国の冬は自転車に乗れないというというデメリットもありますが、それを差し引いても、公務員の自転車通勤は最強だと断言できます!
他の通勤手段の通勤手当など、公務員の通勤手当については、以下の記事にまとめてありますので、是非ご覧ください!
参考: 現役公務員が通勤手当の距離や上限、計算方法を解説!上乗せ額の実態も!
それでは、今回も貴重なお時間のなか『現役公務員ママの本音とリアル』をご覧いただきまして、ありがとうございました!