こんにちは、現役公務員のミドニーです!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
今回のテーマは、親が公務員だと子供も公務員に!?同じ就職先のデメリットとは?です。
公務員の子供は公務員になる人が多い?
親子で公務員になるとどのようなデメリットがあるの?
子供を持つ親でもある現役公務員が、公務員親子のリアルについて語ります!
公務員の子供は公務員になることが多い
公務員の子供は公務員になることが多いというのは、周囲を見ていても感じます。
親子で市役所や県庁というケースももちろん多いのですが、親が教員で子供が市役所、又はその逆といった例もよく見かけます。
公務員に限らず、子供が親と同じ職業に就くというケースはよくある話です。
小さい頃から一番身近なのが親の職業ですから、就職について考えるときに、選択肢の一つとしてあがってくるのは当然でしょう。
しかしそれ以外にも、公務員の子供が公務員になりやすい理由はあると考えます。
公務員の親は子供を公務員にしたがる
公務員の親というのは、自分の子供が公務員になることを望むケースが多いです。
なぜなら、自分自身が公務員になって正解だったと思っているから。
公務員の退職率は非常に低いです。
公務員の仕事自体を楽しいと思っていない人も一定数いるでしょうが、積極的に退職するだけの理由がないのです。
極端に激務ということもなく、それなりに給料ももらえる。
正直、地方公務員と同じ条件の仕事を地方で探すのは困難です。
親は自分の子供に幸せになって欲しいと思っています。
そのため自分が納得して選択した職業であり、ハズレではないと感じている公務員という職業を、子供にも勧めたくなるのです。
「自分の子供に同じ思いをさせたくない」というセリフはよく耳にしますが、「自分の子供は公務員になってほしくない」という公務員のセリフは聞いたことがありません。
地元就職の場合、公務員は最強
また親としては、子供が就職した後も自分の近くに住んでくれたら嬉しいもの。
たとえ大学進学などで都会に行ったとしても、就職では地元に帰ってきてほしいと本心では願っています。
「息子さん、地元に帰ってきて就職するなんて親孝行ね!羨ましいわ!」
というのは、公務員50代女性の会話あるあるです。
親として子供の近くに住みたいというのももちろんですし、将来的に孫が生まれた時、孫の成長を近くで見られるのも嬉しいですからね。
家を継いでもらえるとか、同居してもらえるという以外にも、地元に帰ってきてもらうことにはメリットが多いのです。
そこで地元の就職先を考えた時、公務員という選択肢は無難かつ最強です。
公務員を選択する子供の事情
教員や警察官になりたいという人は別ですが、県庁や市役所の公務員志望者には、はっきり言ってあまり強い動機がないことが多いです。
役所の業務というのはイメージがしにくいですからね。
しかし、身内に公務員がいれば話は別です。
親が役所に勤務していれば、仕事の内容などを聞くこともできますし、仕事の忙しさや生活レベルなどの事情も把握できます。
積極的に役所に就職したいという動機がないとしても、消去法として親と同じ職業が無難だと思えば、それを選択することもあるでしょう。
親と同じ公務員になりたくない人もいる
一方で、親と同じ公務員には絶対なりたくないと断言する人もいます。
私の知り合いにも何人かいました。
傾向としては、親に対してあまり良い印象を持ってない人が多かったように思います。
「公務員なんてつまらなそうな仕事」
「楽そうなのに給料はそこそこ良いなんて、それってどうなの?」
「やりがいがなさそう」
そのような公務員二世の意見も聞いたことがあります。
そのような人たちは、だいたい民間企業に入ってバリバリ仕事をしている人が多かったように思います。
公務員にも向き不向きというものがありますので、身近なところにいる公務員を見ていて、自分には向いてないと直感的に感じたのであれば、それも一つの正解なのでしょう。
参考: 公務員に向いてない人とは?○○な性格の人にはオススメしません!
ただ、若く意欲に溢れていた頃は「民間企業で忙しく働いた方がやりがいがありそう」と考えたものの、結婚して家族ができ、ライフワークバランスを気にするようになってみると、やはり公務員にしとけば良かったかも、と後悔したという話も聞きます。
職業というのは一度選ぶとなかなか変えることができません。
今の気持ちだけではなく、将来的な予測を立てたり、周囲の話を聞くなどして、慎重に選択した方が良いですね。
公務員親子は世間知らずという説について
ネットには、公務員や公務員の子供は世間知らずで視野が狭い、といった意見が多くあります。
確かにそのような傾向があった時代もあるのでしょうが、今は公務員と民間企業の考え方の差というのは少なくなってきているように思います。
私自身の経験としても、両親が公務員の人と、そうではない人に違いを感じたことはありません。
また民間企業の夫や友人と話をしていても、話が合わないと感じることはなく、世間知らずだと自覚することもありません。
(専業主婦の友人と話している時の方が、話が合わないと感じることが多くあります)
もちろん仕事の取り組み方の違いというものはありますが、それがすなわち世間知らずと言われるほどのものではないと思います。
自分自身のことなので何とも言えませんがね。
親子公務員が同じ役所で働くデメリット
親子が同じ役所で働いているというケースは、沢山あります。
同僚・友人を含め、身近に多くいるので例に事欠きません。
教員などであれば、同じ学校に親子で配属されるということはありませんが、役所の場合は同じ庁舎内で親子が働くということが普通にあります。
もちろん、さすがに同じ部署にならないよう配慮はされますので、親が直属の上司とかはあり得ませんが。
親子で同じ組織で働いていると、常にそれぞれの噂・話題がつきまといます。
◯◯課長の娘さんだよね?
お父さん、◯◯課に異動になったのね
といった声掛けをされることはしばしば。
特に、比較的珍しい苗字の人だと、身内のことが話題になりやすいです。
常に親子関係のフィルターをかけて見られるため、親はともかく、子供としては何かとやりにくい面もあると思います。
もし親子どちらかが問題をおこしたり、悪い評判があったりすると、もう一方が肩身の狭い思いをすることになります。
ここら辺は、夫婦共働き公務員と同じですね。
参考: 公務員同士の結婚は最強!?共働き公務員がデメリットも語ります!
親子の年齢差を考えると、一緒に働く期間というのは十数年ぐらいですが、親が退職した後もその親と一緒に働いたことのある人からは、「◯◯さんの子供」というような目で見られ続けます。
公務員は部署異動が頻繁にあるため、おのずと薄く広い人脈が形成されるため、親の知り合いは役所内のそこらじゅうにいます。
親子で同じ役所内で働くメリットはほぼありませんが、デメリットは多くあると言えるでしょう。
まとめ
公務員の子供で公務員になる人が多いという事実は、公務員という職業が自分の子供にもオススメできる仕事であるということの証明だと思います。
私も現役公務員であり、子を持つ親でもありますが、将来的に子供が地元の自治体に就職することを望んでも、反対はしません。
むしろ嬉しく思うと思います。
親の背中を見て同じ仕事を選んでもらえたという嬉しさと、地元に残ってもらえる嬉しさ、公務員という安定職業をチョイスした手堅さを考えると、反対する理由はありません。
公務員という仕事を長く続けてきて、公務員のデメリットも十分に分かっていますが、それでも自分の子供にお勧めできるぐらいに、この職業はオススメです。
特に女性にメリットが大きい職業なので、娘が公務員を志望していたら大賛成します。
だからこそ、このサイトでも公務員という仕事をオススメしているというわけです!
参考: 親が公務員だと子供は高学歴?現役公務員が公務員二世の学力のリアルを語る!
それでは、今回も貴重なお時間のなか『現役公務員ママの本音とリアル』をご覧いただきまして、ありがとうございました!