こんにちは、現役公務員のミドニーです!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
今回のテーマは、公務員のパソコンスキルで必要なのは資格より○○!Excelは必須!?です。
公務員にはどの程度のパソコンスキルが必要なのか?
エクセル、ワードなどの必要レベルや、その他に是非押さえておきたいオススメスキルとは?
現役公務員が公務員のパソコンスキルについて語ります!
公務員のパソコンスキルはどの程度?
早速、一般的な事務職の公務員のパソコンスキルについてお伝えしていきます。
行政関係の事務職種であれば、基本的にはデスクワークになりますので、どの職員も最低限のパソコンスキルは持っています。
パソコンが全く使えない人は、事務職の公務員として勤めることが難しいです。
そのため、年代問わず誰でもパソコンは使えます。
実際、若手職員の方がパソコンに慣れているため、パソコンスキルは高い傾向にあります。
50代以上の職員であっても、普通に文章や表などを作るスキルは持っていますが、普段作り慣れていないグラフを作成するなどの際に、若手職員に「どうやるの?教えて!」と質問している風景もよく見かけます。
公務員の文章作成に必須のwordについて
文書作成に最もよく使うのは、定番のワード(word)です。
公務員というのはとにかく沢山の文章を作成します。
そのため公務員として長く勤めていると、文書作成スキルというのは自ずと上がってきます。
wordの全機能を使いこなしているわけではありませんが、基本的な文書作成や文字のサイズ・フォント変更、表の挿入といった操作能力は必要となり、ほぼ誰もが出来ます。
逆に言えば、それ以上の高度なテクニックは、あまり必要ないです。
公務員には一太郎ユーザーが多い!?
公務員組織のあるあるネタが、一太郎信者が意外と多いというところ。
公務員になるまで一太郎の存在を知らなかったという若手職員も多いのですが、一太郎とは、wordと同じ文書作成ソフトの名前です。
使い方はwordとは異なりますが、wordと同じような機能を備えており、同じような文書を作成することができます。
民間企業で一太郎を採用しているところが少なくなるなか、役所はもともとwordよりも一太郎が主流だった傾向にあるため、今でも多くで一太郎が使われています。
自治体によっても違いますが、他自治体から一太郎の文書が送られてくるということも少なくありません。
そのため、公務員組織のパソコンには一太郎がインストールされていることが多いです。
そうでないと、送られてきた文書が読めませんからね。(一太郎をインストールしていなくても読む方法は無いわけではありませんが・・)
一太郎世代である50代以上の職員からは、未だに「一太郎の方が使いやすいなぁ」との意見も。
同じ文書作成ソフトでも、細かいところで使い勝手が大きく違い、「一太郎ならもっと簡単に表が作れるのに!」などと思うことがあるようです。
word派の私としては、全く逆のことを思ってしまいますが、どちらが使いやすいかというより、要するに慣れの問題という話です。
とはいえ、一太郎世代も年々少数派になってきているため、公務員が作成する文書がwordに統一される日もそう遠くないでしょう。
過去に作成された各種様式なども、一太郎で作成されたものを更新して使っているということが少なくないですが、いずれは全てwordに修正していくのが望ましい流れなのでしょう。
実際、役所以外に一太郎文書の電子ファイルを送ると「一太郎がパソコンにインストールされていないため読めません」という連絡をもらうことも。
役所における一太郎ソフトの更新費用のことなども考えると、ますますword統一がベストですよね。
ちなみに、公務員になるからといって、一太郎を勉強する必要は皆無です。
公務員にExcel知識は必要か?
Wordほどは頻繁には使いませんが、エクセル(Excel)の知識も公務員の仕事に必須です。
予算や統計データーなどを資料として示す場合には、表をや簡単な関数計算というものが必要になります。
Excelの関数というのはかなり膨大な種類がありますが、基礎的な関数の知識さえあれば仕事で困ることはありません。
足す、平均、参照 等(←基本中の基本な関数)
そのため、入庁前にわざわざExcelを勉強する必要も特にありません。
普通の大学生であればExcelに触ったことぐらいあるでしょうし、無いとしても、若い人であれば簡単にすぐに使いこなせると思います。
困ってもGoogle検索ですぐに解決する程度のExcel知識しか必要ありませんから。
また、公務員というのは頻繁に部署の異動を繰り返すため、ある職員が作成したExcel資料であっても、数年後には別の人がその資料を活用していくというようなことが多くあります。
そのため、それらの表は誰でも編集が可能なように基本的な関数のみが使われていることが多く、さほど高いレベルは求められません。
Excelが得意だからと、複雑な関数を使いすぎてしまうと、後任者がそのExcel資料を使いこなせずに困ってしまうということが起こるからです。
それはそれで、ある程度のスキルがある人からすると、「もっとこの関数とかマクロを使ってしまった方がスマートなのになぁ」とストレスに思うこともあります。
公務員にパワーポイントの知識は必要か?
大学時代に卒論発表などでパワーポイント(PowerPoint)を使用したことがある人はいるかもしれませんが、公務員でもPowerPointを作成する機会は少なからずあります。
ただwordやExcelほど日常的には使いません。
PowerPointは対外的な説明・発表の場に使われるもの。
若手職員のうちはプレゼン機会というのは、さほど多くないため、パワーポイントを仕事で使ったことがないという人もいます。
使うとしても、一からパワポを作成するのではなく、既にあるデータを編集して最新版にするといった作業が多いと思います。
ただし、国家公務員や一部の自治体などでは、パワーポイントを対外的な説明資料として多用していることもあります。
PowerPoint本来の、カラフルかつ動きのあるプレゼン資料といった趣旨からは若干外れますが、シンプルに図示して説明するための資料として活用されています。
とはいえ、PowerPointの操作はさほど難しくないので、これも入庁してからでも十分対応可能です。
公務員にパソコンの資格などは必要か?
公務員に最低限のパソコンスキルは必要ですが、パソコン資格までは必要ないです。
持っているという人も特に聞いたことはありませんし、資格があったから得をするということもありません。
そのため、あえて取得する必要はないと思います。
趣味として資格を取得するのは自由ですが、残念ながら高度なパソコンスキルを活かせる仕事ではありません。
パソコン資格を持っていても評価されるわけではないので、取得するメリットは少ないです。
参考:優秀な公務員は忙しい職場に配属されるの?暇な部署は左遷人事!?
公務員にオススメなのは、資格や高度なパソコン知識よりも、役に立つテクニックです。
以下で詳しく見ていきます!
公務員にオススメするパソコンスキルはこれ!
wordやExcel、PowerPointなどは感覚で操作が可能なため、入庁後でも十分にマスターできるものと思います。
特に今の若い人でパソコン触ったことがないという人はほぼいないでしょうから、そこは問題ないでしょう。
ただ一つ、意識的に身に付けておくことをオススメしたいのが、ショートカットキーの習得です。
これを習得していると、仕事の速度、能率が全く変わってきます。
ショートカットキーとは、ある特定の動作をしたい時に、マウスではなくキーボードのみで操作をするためのものです。
ショートカットキーに関しては、習慣として覚えこまないと使い物になりませんので、少しでも早い段階でマスターしておくことが有効です。
とはいえ、遅すぎるということもありませんので既に働いてる人でも、今日から早速活用することをオススメします。
具体的に簡単なショートカットキーをお伝えします。
Ctrl+C | コピー |
Ctrl+V | 貼り付け |
Ctrl+X | コピーして切り取り |
Ctrl+A | すべて選択 |
Ctrl+S | 保存 |
Ctrl+Z | 直前の状態に戻す |
Ctrl+Y | やり直し |
Ctrl+D(or Delete) | 削除 |
Ctrl+P | 印刷 |
Windows+D | 画面を非表示 |
これ以外にも様々なショートカットキーがあり、完璧にマスターするとマウスなしでも文章や表の作成が素早くできるようになります。
そこまでやる必要があるかどうかは別として、表に記載した10種類だけでも身につけておくと、非常に便利です。
公務員は パソコン仕事が多いので、仕事のスピードを上げるためには、こういう細かなところで工夫していくことが重要です。
私も上記の10種類のショートカットキーをはじめとして、色々なものをフル活用していますが、体に染みついているため、無意識にキーを押せます。
今回、ショートカットキーを表にしてみましたが、あまりに無意識に普段使っているため、「改めて考えると何のキーだったかな?」と少し悩んでしまいました(笑)
間違いなく、かなりの時間節約になっていますし、マスターすれば一生ものです!
簡単でありながら長く使えて効果的なスキルですので、今日からでも使ってみてください。
ショートカットキーの活用で、仕事の早い「コスパの良い公務員」を目指しましょう!
参考:働き方改革で公務員の給料・評価にも差が!?コスパの良い公務員を目指せ!
まとめ
公務員だから高度なパソコンがスキルが必要ということではありませんが、一般的に事務職というのはパソコン仕事がメインになるため、最低限パソコンが使えるというの必須条件です。
新しく入庁してきた人についても、既にいる職員としては「新採職員だって普通に wordやexcel くらい使えるよね」という前提で接しています。
wordやexcelの職員向け研修などを開催している自治体もありますが、そういったものに参加するまでもなく、普通に使える新規採用職員が多いからです。
そのため、もしWordもExcelも全く触ったことがない新採職員ですと、少し戸惑うかもしれません。
先輩職員はワードやエクセルの使い方まで細かく指導する必要があるとは思っていませんので、万が一不安な人は、早めにパソコンスキルを身につけておくとよいでしょう。
また、ショートカットキーは本当におすすめのスキルですので、是非最初は面倒でも習慣として意識的に使っていくようにしましょう。
そのうち何も考えなくても無意識にショートカットキーが活用できるようになります。
「〇〇したい」と思ったら、勝手に指がショートカットキーを押しているというような具合です。
逆に、パソコンスキルに自信があり、是非それを仕事で活かしたいという人には、公務員の仕事は物足りないかもしれませんね。
参考: 公務員に向いてない人とは?○○な性格の人にはオススメしません!
それでは、今回も貴重なお時間のなか『現役公務員ママの本音とリアル』をご覧いただきまして、ありがとうございました!