こんにちは、現役公務員のミドニーです!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
今回のテーマは、公務員がお礼で菓子折りをもらうのは禁止?手土産はアリ?です。
公務員がお礼や手土産で菓子折りを受け取るのはOKなのか?
公務員にお礼をしたい時は、どの程度であれば問題ないのか?
現役公務員が公務員へのお礼事情についてお伝えしていきます!
公務員は基本的にお礼を受け取らない
公務員には、業務上の利害関係者などからお金や品物を受け取ってはいけないという決まりがあります。
受け取ってしまうと、賄賂(ワイロ)に該当してしまう恐れがあるからです。
まれに公務員の贈収賄罪などがニュースを賑わすこともありますが、それは当然レアケース。
良識ある多くの公務員は、そのようなことはしません。
公務員に菓子折り持参したらどうなるか
基本的には物を受け取ってはいけない公務員ですが、100%何も受け取らないかというと、そうではありません。
もちろん業務への見返りやお礼として、高額なものを受け取るということはありません。
しかし、形式的な菓子折り程度であれば受け取るケースもあります。
例えば、社会人が別の会社・組織などを訪問する時に簡単な手土産として菓子折りを持参するのは一般的ですよね。
役所においても、他の自治体や組織から視察や挨拶などといった形でお客様を迎えることがあります。
その場合に、持参した菓子折りを頂くことはよくあります。
遠方からわざわざ持って来て頂いた地元の銘菓などを、受け取らずに突き返すのは逆に失礼です。
もちろん、高額な品などであれば辞退するのが望ましいと思いますが、菓子折り程度であれば形式的な挨拶として受け取ることもあります。
逆にこちらから相手先に訪問をする場合なども、菓子折りを持参するケースは多いです。
ちなみに、それらの持参する手土産というのは、公務員が自腹で購入していることが多いです。
交際費扱いで税金で払ってるのでは!?なんてイメージがあるかもしれませんが、交際費などという費目が使えるのは、自治体のトップに近い一部のお偉いさんだけです。
一般の職員には全く縁のないお金です。
住民からの菓子折りも受け取るのか
視察などの手土産として受け取ることが多い菓子折りですが、住民からとなるとまた話が違ってきます。
自治体というのは住民サービスを提供している組織です。
つまり住民とは、ある意味利害関係にあるということ。
そのため一部の住民から物品を受け取るということは、その住民を優遇していると誤解を招くことにもつながるため、何でもかんでも物を受け取るということはありません。
もちろん、地域の子供からのお礼の手紙とか、手作りのプライスレスの心がこもった品などであれば、喜んで受け取ることもあります。
しかし、お金を払って購入したお菓子などの場合、堂々と受け取るのはさすがにためらわれます。
役所でお世話になった公務員に対して何かお礼をしたいという気持ちがある場合、気持ちはありがたいのですが、品物ではなく言葉で言っていただけるだけで、役所の人間は嬉しいものです。
役所の窓口というのはクレームなどを受ける機会も多いため、その中でお礼を一言言われると、役所の職員のモチベーションも上がります。
どうしても何か高額なお礼がしたいということであれば、極端な話ですが、役所に寄付という形でお礼をしていただくのが一番無難です。
何か住民の役に立つ行政サービスや、地域の子供たちのためにお金を使ってほしい、といった形で寄付いただければ、有効に活用することができます。
(少額すぎると逆に手間のが多いこともあるので、難しいところですけどね。)
公務員が業務外で菓子折りをもらうのはあり
あえて言うまでもありませんが、公務員が業務外で個人的に菓子折りや手土産をいただくのは、全く問題ありません。
ただの個人・友人間のやりとりという話です。
公務員には何も物をあげてはいけない、受け取ってはいけない、というルールがあるわけではないので、公務員としてではなく一個人としてお付き合いをしている人に、菓子折りや手土産を渡すこと自体は全く問題ありません。
まとめ
公務員に対してお礼がしたいと思っていただけることは、非常に嬉しいことです。
正直な話、その気持ちだけでこちらとしては十分。
お礼の品物や金品などを期待する気持ちなど、さらさらありません。
人によるかもしれませんが、高価な品物などをお持ちいただくと、辞退する理由に困ってしまったり、戸惑うこともあると思います。
渡していいのかな、と迷うようなケースであれば、菓子折りは不要と心得て良いと思います。
それでは、今回も貴重なお時間のなか『現役公務員ママの本音とリアル』をご覧いただきまして、ありがとうございました!