こんにちは、現役公務員のミドニーです!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
今回のテーマは、親が公務員だと子供は高学歴?現役公務員が公務員二世の学力のリアルを語る!です。
公務員を親に持つ子供は優秀な子が多いのか?
公務員の子供の学歴が高いのは親の影響?
内情を詳しく知る現役公務員が、公務員の子供の学歴傾向についてお伝えします!
親の職業と子供の進路の関係性
親の職業と子供の学歴や就職先については、関係があると断言できます。
もちろん全てが全てというわけではありませんが、公務員の子供は平均と比べて学歴が高い傾向にあります。
同僚の公務員のお子さんを見ていても感じますし、地方公務員の子供の高校卒業後の進路に関するデータを目にする機会があり、その際に公務員の子供の出身大学レベルが明らかに平均より高く、驚いたこともあります。
それでは早速、公務員の子供の学歴についてみていきましょう!
公務員の親は教育熱心
公務員は総じて教育熱心な親が多いです。
しかし、子供に全てをかけるお受験教育ママとは少し違います。
公務員は、夫婦で共働きの公務員というケースがかなり多いため、社会で働くなかで、学歴や職業選択の重要性などを実感しているママが多いのだと思います。
もちろん公務員パパも教育熱心です。
民間企業に比べて激務ではなく、家庭的なイクメンが少なくないため、教育にも関心が及ぶのでしょう。
公務員は基本的に堅実で真面目な人が多いです。
コツコツ勉強することが将来の成功に繋がる、という考えの人が多いのです。
実際、そのようにコツコツ努力を続けて、大学や公務員試験に合格したという人も多いですからね。
参考: 公務員試験の勉強時間は1日にどれくらい必要?勉強期間の目安は?
公務員は学歴の重要性を知っている
50代以上の公務員には、高卒区分での公務員就職組が多くいます。
大卒での公務員就職組の方が少なかった世代です。
そのような世代の人は、同じような仕事をしていても、高卒と大卒であきらかに出世スピードが違うという現実を体験しています。
国家公務員のキャリア官僚と一般職のようなものです。
つまり、学歴がいかに重要で、社会に出てからも影響するのか、ということが身にしみているのです。
そんな親が、自分の子供には少しでも高い学歴で社会に出て欲しい、と思うのは当然ですよね。
参考: 公務員に大学の学閥は存在するのか!?実は高校も重要だった!
公務員の子供は優秀なのか
公務員の子供だからといって、生まれつき優秀かどうかというのは、また別の話です。
学力には遺伝と環境の両要因があります。
学力の遺伝による影響は50%程度と言われていますので、親が優秀な大学を出た公務員であれば、子供の学歴も高くなる傾向はあるでしょう。
公務員は共働きが多く、夫婦共に高学歴公務員というケースも少なくないことを考えると、遺伝だけに注目しても、公務員の子供の学歴が高くなる説明は出来そうです。
一方で、学力を決定する残り50%は遺伝ではなく環境によるもの。
親の教育方針や学校の友人関係、塾通いなどの教育環境です。
公務員の親が教育熱心であるということは説明しましたが、教育熱心な親は、子供に小学校受験や中学校受験をさせて、優秀な学校に進学させようとする傾向があります。
実際、有名進学校である私立の小中学校や国公立大学附属小学校には、公務員の子供が多く通っています。
社長や医師、弁護士など、高所得世帯の子供が多く通っている事実はよく知られていますが、それらの職業と比較して決して高所得世帯とは言えない公務員の子供が多いのは、公務員がいかに教育熱心かを表していると言えます。
また、塾通いをさせるには、多額のお金がかかります。
地方都市の塾であっても、中学生を熱心に通わせると、月に10万円近くかかることもあるようです。
塾通いで最大のハードルとなってくるのはお金ですが、公務員は共働きが多く、世帯年収で1000万円を超えている家庭は少なくありません。
そのため塾に沢山通わせることも現実的に可能です。
結果として、公務員の子供は平均よりも学力が高い傾向にあるのです。
公務員の子供は親より学歴が良い
さらに、公務員の子供は公務員である親よりも、良い大学に進学しているケースが少なくありません。
親というのは欲張りなもので、自分が進学できたレベルの大学には、子供も進学できるものと考えます。
つまり、最低ラインが自分の学歴ということです。
実際、明らかに親より高いレベルの大学に進学している公務員の子供が多く、驚きました。
また余談ですが、兄弟間の学歴が近い傾向というのも、見てとれました。
遺伝や家庭での教育環境といった点が学力に関係するのであれば、兄弟の学力レベルが近くなるのは当然かもしれません。
参考: 公務員試験合格者の出身大学は?偏差値レベルは意外と高くない!?
現役公務員であり親である私が思うこと
私自身が現役公務員であり子供を持つ親でもあります。
自分の子供達に対して密かに思うことは、やはり自分が卒業した大学と同レベルくらいの大学には進学して欲しいということ。
外ではこんなことは言えませんが、内心そうなればベストだと思っています。
自分のやってきたことを肯定したいという気持ちの表れかもしれませんね。
そのため、子供達の教育にはそれなりにお金をかけても良いと思っていますし、教育費にかけられるだけの経済的余裕もあります。
仕事が忙しいので、つきっきりで勉強を見るような教育ママにはなれませんが、可能な範囲でサポートしたいと思っています。
このように改めて考えてみると、自分自身が典型的な教育熱心な公務員なのだと気づかされます。
本音は今述べたとおりですが、子供の幸せと自主性が最優先なので、基本は見守りスタンスでいきたいとも思っています。
「勉強しなさい!」と言わないママが目標てす(笑)
公務員の子供が100%高学歴なわけではない
どのような集団においても、例外というのは必ず存在します。
公務員の子供の学歴が高い傾向にあるというのは事実ですが、必ずしも全員がそうというわけではありません。
また公務員は教育熱心な人が多いですが、そうでない人ももちろんいます。
高校卒業後、就職せずにアルバイトやニートをしているという公務員のお子さんも複数知っていますし、学歴よりも別のジャンルの能力、例えば美術や音楽などを志して、海外留学されている方などもいます。
どれが正解というわけではありません。
(さすがにニートはどうかと思いますが・・)
子供の進路というのは、親の希望たけで変えられるものではありませんしね。
しかし、子供がニートだと親は職場で居心地の悪い思いをすることも。
子供の学歴は公務員職場のネタになる
子供の進学先や就職先というのは、実は職場内で世間話として多く語られます。
「息子さん、東大に合格したんですって?」
「今年で高校卒業でしたよね?」
といった話題。
その時に、
「実はうちの子、高校卒業後はニートしてまして・・」
とは言い難いですよね。
難関大学に進学した子供の話を語れる同僚を、内心、羨ましく思っている人もいると思います。
そういう環境が親のプライドを刺激し、自分の子供には良い学歴をと望む、教育熱心な親が増えていくのかもしれません。
まとめ
社会に出て学歴が関係するかどうかについては、議論の分かれるところです。
例えば公務員への就職に関しては、学歴関係なく合否が決まります。
一方で、就職した後に学歴のことが全く話題にならないかと言うとそうではありません。
実際の仕事内容に大きく影響するということはないですが、良い学歴だということが相手に伝わるだけで、相手の反応が変わるというような経験は少なからずあるものです。
そういう意味で学歴というのは、ささいなところで将来にわたって影響してくるのかもしれません。
そのことを実感しているからこそ、自分の子供には良い学歴を、と親は考えてしまうのでしょうね。
参考: 親が公務員だと子供も公務員に!?同じ就職先のデメリットとは?
それでは、今回も貴重なお時間のなか『現役公務員ママの本音とリアル』をご覧いただきまして、ありがとうございました!