公務員と結婚して安泰!のはずが結婚相手が仕事を退職してしまった話!

こんにちは、現役公務員のミドニーです!

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

今回のテーマは、公務員と結婚して安泰!のはずが結婚相手が仕事を退職してしまった話!です。

公務員と結婚したら一生安泰!と思っていたら・・・なんと結婚相手が公務員を辞めてしまった!

私の知人夫婦のエピソードをご紹介します。

若くして公務員を退職するとどうなるか気になるという方はぜひご覧ください!

公務員を退職するということ

ある資格職として働く『知人女性A子』が、『公務員男性B夫』と結婚した時、こう思ったそうです。

「共働きだし旦那が公務員なら、生活の心配は無いな」

別に公務員だから結婚したわけではありませんが、結婚相手が公務員で良かったと思う気持ちはあったとのこと。

万が一、自分が子育てか何かを理由に退職することになったとしても問題無いなと安心していたそうです。

女性は結婚に関しては現実主義な人が多いですからね。

誰だって少なからず、結婚相手の職業は意識して結婚に踏み切るものだと思います。

結婚って夢や理想だけじゃなくて、生活がかかってますから、当然「お金」や「将来設計」というものを踏まえておくことは大切です。

しかし、結婚相手が公務員を退職すると、ライフプランが一気に白紙になってしまいます。

退職について家庭内で揉める

一生安泰な公務員のはずの夫が紆余曲折あって退職。

子供が小さいこともあり、家庭内でもかなり揉めたらしいです。

退職時には転職先など、先のことは何も決まっていない状態。

そりゃあ、誰だって怒ります。

両家の親を巻き込んで家庭内でも大問題になったようです。

親だって、娘が安定した公務員と結婚できたと安心していたのに、突然、結婚相手が公務員をやめて無職になるなんて聞いたら、黙っていないですよね。

若くして公務員を退職する人は珍しい

公務員を若くして退職するのは、かなり珍しいです。

性別問わず、公務員を中途退職する人なんてほぼいないです。

民間企業にありがちな、結婚・出産・育児を理由とした退職がほとんどないのは、公務員ならではですよね。

私の自治体では、40代までに退職する人は全職員の0.1%以下くらい。

職員1、000人につき退職者が毎年1人いるかどうかという極めて少ない割合です。

若手退職者はかなりのレアケースなので、わりと噂になったり退職理由が注目されたりします。

B夫が退職した時も、役所内で結構な噂になっていました。

なかには、事実と異なる退職理由がまことしやかに噂されていたり・・。

「噂って怖いなー」なんて思いながら、余計なことは言うまいと私は黙っていました。

公務員を退職した理由

知人の男性公務員B夫が退職したのは、激務な仕事に疲れ、精神的にギリギリだったから。

また、幼い子供や家族との時間が全然作れないから。

退職後はかねてから興味のあった分野での資格取得を目指すとのことでした。

B夫はもともと優秀な方で、それゆえに多忙なエリート部署に所属していました。

しかし、その部署は役所内でも1、2を争う激務部署。

仕事内容も、B夫にはやりがいを見出せるものではなかったようです。

望んでも能力がないと配属されないような部署に所属していたため、「退職するなんてもったいないなぁ」と内心思った人は少なくないと思います。

公務員を退職した後の話

A子・B夫夫妻と私は元々知り合いであり、元公務員のB夫と私は同じ自治体で仕事をしていたので、私はB夫サイドからの退職事情も詳しく知る立場にありました。

優秀な公務員であったB夫は、同僚や上司からの引き留めにあいました。

どの職場でもそうだと思いますが、優秀な人材というのは、組織の宝です。

ましてや時間とお金をかけて育てた働き盛りの若手職員というのは、人材育成にコストをかけた分、これからの活躍に期待をしているところ。

正式に退職届を提出する前に、思い留まらせようとした上司と、何度も面接をしたそうです。

しかし、「退職します」と伝えた時点で、その人の退職の意思は固いもの。

B夫の退職意思も変わらず、惜しまれながらも退職しました。

退職後ですが、組織というのは誰かがいなくてもそれなりに何とかなります。

退職してしまった後に、職場でB夫の話題を聞くことはめっきり無くなりました。

『あんなに騒いでいたのになー』とむなしく思うほど、退職が決まってしまった後はあっさりしたものでした。

退職して良かったこと

退職後は、望み通り子供や家族との時間をしっかりとれているようです。

激務から解放され、ストレスも無くなったため、イキイキ生活しているとのことでした。

もともと優秀な方なので、退職後のライフプラン形成に向け、新たなスタートも切っています。

現在は無職の状態ですが、新たな分野でもそれなりに成功するのではないかなぁと思い、陰ながら応援しています。

何より、奥さんが資格職として働いているため、とりあえず家族が路頭に迷うことが無いというのも大きいですよね。

たぶん、専業主婦の奥様だったら、退職という選択はあり得なかっただろうと思います。

無職の旦那を支えている奥さんが、誰よりも立派だと、私は思っています。

退職して困ったこと

退職すると、『無職』になるため、妻の扶養に入らなければなりません。

妻としては、職場に夫が退職したという事実を届け出るのに抵抗があったそうです。

ましてや公務員を退職したなんてレアケースですので、「ワケあり」っぽく思われて嫌な思いもしたとか。

そのほかにも、子供たちが通う園の保護者から「○○さんちのご主人、お仕事やめたらしいわよ」といった噂や勘ぐりを入れられたりといったこともあったようです。

大抵の問題は開き直りでクリアできますが、子供同士の間でパパの退職について何か言われたりしないか、ということが何よりも心配だったそうです。

現在の日本で、無職男性への風当たりの強さというのはキツイものがあります。

まとめ

病気とか夫の転勤とか、そういったやむを得ない理由以外で公務員を退職する若い人って、本当に少ないので、B夫の退職にはびっくりしました。

公務員というのは退職した後の職業の選択肢も限られます。

面接などでは、民間企業間の転職よりも不利だという話も聞きます。

役所と企業では、考え方や仕事のやり方、求められる能力に大きな違いがあるためです。

そのため、つぶしのきかない職業である公務員を退職するのは、すごい勇気のいることです。

家族のことを考えると、勇気のある選択を心から「良し」と思えないところもありますが、新たな人生が今までよりも良いものとなるよう祈っているところです。

公務員と結婚したとしても、退職してしまうケースもあるんだよーということで、今回記事にしてみました。

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それでは、今回も貴重なお時間のなか『現役公務員ママの本音とリアル』をご覧いただきまして、ありがとうございました!