保険証紛失時でも病院受診・診察は可能?高額な医療費がかかることも!

こんにちは、現役公務員のミドニーです!

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

今回のテーマは、保険証紛失時でも病院受診・診察は可能?高額な医療費がかかることも!です。

保険証が手元になくても病院にかかれるの?

保険証なしで病院を受診した時、窓口で払う医療費が高くなるのは本当?

現役公務員が保険証紛失時の病院受診について、パターンごとに徹底解説します!

保険証が再発行されるまでの病院受診

保険証を紛失し、再発行を待っている期間、手元に保険証がないことになります。

しかし、保険証がない時でも、病院への通院が必要になることはありますよね。

保険証がなくても、病院にかかること自体は可能です。

ただし、色々と注意点があります。

保険証が手元にない状態で病院にかかるとどうなるのか?

ケースごとに詳しく見ていきましょう!

保険証紛失時の再受診・診察

まずは、保険証紛失時の再診についてです。

以前から同じ保険証を使用していたが、紛失してしまったようなケースが該当します。

このケースにおいて、同じ月に同じ病院に再診という形で受診する場合、病院の窓口では保険証の提示が必要ないことが多いです。

なぜなら病院としては、保険証の確認は原則1ヶ月に1回でOKだからです。

継続して受診(再診)していても、月をまたいでしまうと保険証の提示を求められますが、同じ月であれば大丈夫です。

そのため、紛失して保険証が手元になくても、診察券だけで病院にかかることが可能です。

その場合、病院側では過去に確認した保険証と同じ保険証による受診とみなして対応してくれます。

つまり普通の保険診療が受けられ、病院会計窓口では通常の医療費と同額(一般的には医療費総額の3割が個人負担)が請求されるということです。

まとめると、同じ月に同じ病院を再受診する場合は、保険証を紛失していても全く問題はないということです。

保険証紛失時の初受診・診察

保険証紛失が問題となるのが、初診で病院にかかる際に手元に保険証が無いというケース。

実は、保険証がなくても病院にかかることはできます。

ただし、ほとんどの病院で無保険診療扱いとなります。

つまり、病院の窓口で10割の医療費(医療費全額)を請求されるということです。

普通の診療の場合、本人負担は3割が原則ですので、通常の3倍以上の医療費を病院や薬局の会計で請求されます。

ちなみに、病院によっては無保険診療の場合、10割以上の医療費が請求されることも普通にあります。

保険証が無いということは、自由診療・自費診療扱いということですので、病院は通常より高い金額を請求することもできるのです。

美容整形外科をイメージするとわかりやすいのですが、保険証を使わない自由診療というのは、診療の金額も病院が自由に設定することができるのです。

美容整形の二重まぶた手術の料金が、病院によって違うのと同じ理屈です。

保険診療の場合、「インフルエンザ検査は〇〇円」といったように、どこの病院でも定額で決まっていますが、自由診療にはそのような決まりがありません。

保険証紛失時に病院を受診した後の手続き

保険証を紛失した状態で病院にかかった場合、その後の対応をどのようにしたらよいのでしょうか?

まず、同じ月に同じ病院に再受診した場合ですが、通常の保険診療(保険証を使った受診)と同じ扱いとなりますので、後から何らかの手続きをする必要は一切ありません。

ただし、初診などで自費診療として受診した場合、色々な手続きが必要となります。

もちろん手続きをしなくても、法律違反になるといった問題は発生しません。

ただ、自費診療で受診した場合、通常本人は3割負担で済む医療費を病院で10割以上支払っているということ。

そのため、手続きをしないと、払い過ぎた医療費が自分に戻ってきません。

たとえば、通常3000円で済む受診でも、保険証が無いと病院の会計窓口で1万円請求されてしまい、結果として7000円損しているという状態なのです。

この払い過ぎた7000円分を取り戻す手続きの方法については、別の記事で解説しています。

返金手続き方法は、ラクラクパターンと面倒パターンがありますので、よく確認してなるべくラクに手続きを済ませられるようにしましょう。

参考: 保険証なし・紛失で病院受診した後の手続き!〇〇しないと超面倒!

まとめ

保険証が手元にないと病院にかかれないと思い込む人がいるのですが、それは事実ではありません。

病院を受診できないのではなくて、「保険証なしで病院を受診すると多額のお金を請求され、その後もいろいろな面倒な手続きが待っている」というのが正解です。

その手続きがかなり面倒なため、正直、病院を受診するのを我慢できてしまう程度の体調であれば、保険証が手元にないうちは我慢してしまった方が良いのではないかとさえ思います。

もちろん病気が疑われる場合には、速やかに病院にかかるのは必要だと思いますが、歯の歯石取りなどの緊急性の無い通院であれば、保険証が交付された後に通院した方が、手間も少ないのでお勧めです。

保険証を紛失したら、とにかくすぐに再発行の手続きをして、手元に保険証がない期間を短くしましょう。

それが自分自身で出来る最善の行動です。

再発行手続きは意外と簡単ですので、以下の記事を参考にしてみてくださいね!

参考: 保険証紛失時の再発行手続き・対応!始末書は必須?こっそり裏話も!

それでは、今回も貴重なお時間のなか『現役公務員ママの本音とリアル』をご覧いただきまして、ありがとうございました!